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IoTはITとOTをつなぐ架け橋--日立の成長戦略を支える「Lumada」の強み

藤本和彦 (編集部)

2018-01-19 07:00

 世界では産業・社会インフラのデジタル化が加速している。ドイツの「Industrie 4.0」や米国の「Industrial Internet」など、人や社会を中心に考えるサービスや技術の進化が求められている。

 日本政府も科学技術政策の基本指針の一つとして「Society 5.0」を提唱。モノのインターネット(IoT)・ロボット・人工知能(AI)・ビッグデータなどの新たな技術をさまざまな産業や社会生活に取り入れ、社会的課題を解決することを目指している。

制御技術と情報技術の融合で新たな価値を創出

 そうした中、日立製作所では、107年超の歴史を持つ制御技術(OT)と58年以上続く情報技術(IT)を掛け合わせたデジタル技術の開発を強化している。その中核となるのがIoT基盤「Lumada」だ。ITとOTの融合により新たな価値を創出し、デジタルソリューション事業の成長戦略の柱として位置付けている。

 「ITとOTの両方の領域を持っているのが日立の最大の強み。LumadaはITとOTをつなげるための技術である」と日立製作所 サービス&プラットフォームビジネスユニット サービスプラットフォーム事業本部 シニアテクノロジーエバンジェリストの中村輝雄氏は強調する。

中村輝雄氏(左)と處雅尋氏
サービス&プラットフォームビジネスユニット サービスプラットフォーム事業本部 シニアテクノロジーエバンジェリスト 中村輝雄氏(左)
サービスプラットフォーム事業本部 IoT・クラウドサービス事業部 Lumada SoEプロジェクト室 處雅尋氏

 例えば、同社の大みか事業所では、約8万個のRFID(無線通信)タグを活用し、作業工程を可視化することによって無駄を排除している。作業進行データをもとに作業時間が通常よりも長くかかっている生産工程をシステムで検出し、シミュレータを使って他の工程への影響を考慮しながら翌日の人員や部品配置を調整する。

 これによって情報制御機器・システムを多品種少量で設計・製造する同事業所において、高効率生産モデルを確立し、生産リードタイムを約50%短縮した。さらに、このIoT活用事例を汎用化し、外販している。大手工作機械メーカーのオークマ、大手自動車メーカーのトヨタ自動車は、Lumadaを活用した高効率生産モデルの構築に向けて、日立と共同実証を進めている。

 このように、自社内でのIoT活用や顧客企業との実証実験を通じて得た成果をモデル化し、顧客の業務ノウハウと日立の現場経験を掛け合わせた「ソリューションコア」として体系化していく。

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