調査

企業のIT投資の伸びは過去10年で最高水準--JUAS調査

ZDNet Japan Staff 2018年02月01日 12時39分

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 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)は、企業のIT投資やIT戦略などの動向の最新調査「企業IT 動向調査2018」の速報値を発表した。2018年度は多くのユーザー企業がIT投資を強化すると答え、過去10年では最高の伸びになる見込みだという。


2018年度IT予算の増減(前年度比)、出典:JUAS

 2018年度のIT予算の増減計画では、2017年度比で10%以上増やすユーザー企業が16.0%、同10%未満増やす企業が24.7%に上り、いずれも前回調査から増えた。一方、予算の据え置きや減少を予定する割合が減っている。

 予算を「増やす」と回答した割合から「減らす」割合を差し引いたDI値は27.0ポイントで、前回より9.3ポイント増加し、過去10年では最高だった2016年度の25.6ポイントを上回るとしている。

 業種別でDI値が最も高いのは、建築・土木の36.4ポイントだった。金融は前回調査のDI値がマイナス21.1ポイントだったものの、今回は36.0ポイントで大きな反動が見られる。

 IT予算のうち投資の目的では、「業務プロセスの効率化(省力化、業務コスト削減)」が最も高く、以下は「迅速な業績把握、情報把握(リアルタイム経営)」「営業力の強化」「ビジネスモデルの変革」「顧客重視の経営」などが続く。

 「業務プロセスの効率化」は前回より9.3ポイント増加しており、JUASでは人手不足や働き方改革への取り組みの現れと見る。「ビジネスモデルの変革」も前回の6位から今回は4位に上昇し、人工知能(AI)やIoT活用などによるビジネスの新規創出を通じて、企業競争力を高める狙いがある分析している。

 企業IT 動向調査は、東証1部上場およびそれに準ずる4000社を対象に、2017年9~10月に実施したもの。1078社が回答した。速報値は1月時点のもので、JUASは4月上旬に最終結果を発表する。


IT投資で解決したい中期的な経営課題(1~3位)と1位の降順、出典:JUAS

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