グーグル親会社Alphabetの第4四半期、増収も利益が予想下回る--新会長も発表

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2018-02-02 08:23

 Alphabetは米国時間2月1日、明暗入り混じる第4四半期(12月31日締)決算とともに、新しい取締役会会長を選出したことを発表した

 Alphabetは12月、Eric Schmidt氏がAlphabet取締役会会長を退任し、テクニカルアドバイザーの職務に移ることを明らかにしていた。Schmidt氏に代わって、John Hennessy氏が会長に就任する。Hennessy氏は、2004年に取締役に就任し、2007年からリードインディペンデントディレクターを務めていた。

Alphabet

 第4四半期は、純損失が30億2000万ドル、トラフィック獲得コスト(TAC)を含む売上高が前年同期比24%増の323億2000万ドル、非GAAPベースの利益が1株あたり9.70ドルだった。アナリストらは、売上高を318億5000万ドル、1株あたり利益を9.96ドルと予想していた。TACを除く売上高は258億7300万ドルだった。TACは、Googleの広告売上高の24%を占めた。

 2017会計年度の総売上高は前年比23%増の1109億ドルだった。Alphabetによると、米国の税制改革に関連し、2017年第4四半期に99億ドルの費用が発生したという。

 エンタープライズクラウド、ソフトウェア、データ管理製品を含むGoogleの売上高は319億1000万ドルで、Alphabetの第4四半期売上高の大部分を占めた。

 Googleの広告クリック1回あたりの利益を表すクリック単価(CPC)は、前年同期比で16%減だった。総広告売上高は272億3000万ドルだった。

 「Waymo」「Nest」「Fiber」のほか、Alphabetのヘルスケア関連の取り組みやその他の投機的なプロジェクトを含む、「ムーンショット」と呼ばれるAlphabetのOther Bets部門の売上高は4億900万ドルだった。営業損失はわずかに増加し、9億1600万ドルとなった。前四半期の同部門の営業損失は8億1200万ドルだった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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