NECは2月8日、エクシングの介護施設向け対話アプリ「健康王国トーク for Pepper」に、顔認証クラウドサービス「NeoFace Cloud」を提供したと発表した。
NECによると、「NeoFace Cloud」では顔認証の人工知能(AI)エンジンをクラウド上に搭載し、顔認証機能および顔認証の管理機能を提供する。スマートフォンやロボットなどのさまざまなデバイスで顔認証機能を利用することが可能で、サーバの設置が難しい屋外や介護施設、短期間のイベントなどでの顔認証の活用を支援する。
「健康王国トーク for Pepper」は、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」が顔認証機能を活用し、事前に登録した個人を識別することで、介護施設の利用者が色々な話を行うことができる対話アプリ。NECによると、今回はこれに「NeoFace Cloud」を提供することで、Pepperが施設の利用者やスタッフ、家族など250人までを識別し、より親密なコミュニケーションが可能となる。その結果、スタッフの業務のサポートを行うとともに利用者の満足度向上を実現するという。
NECは、今後もさまざまな業種・用途での顔認証技術の活用を積極的に推進するとしている。