オービックビジネスコンサルタント(OBC)は2月16日、「奉行シリーズ」を次世代統合業務プラットフォームに進化させた「奉行クラウド」を23日から提供すると発表した。サービス提供基盤にMicrosoft Azureを採用する。
同サービスはバックオフィス業務のSaaSとして、まず会計システムの「勘定奉行クラウド」、給与計算システムの「給与奉行クラウド」から開始される。クラウドプラットフォームとしてMicrosoft Azureを採用し、OBCでは国内数十万社の「奉行シリーズ」のユーザーが、将来にわたり快適に利用できるよう、日本マイクロソフトの技術支援のもとで開発したと説明する。
Microsoft AzureについてOBCは、国内2拠点にある堅牢性を備えたデータセンターからサービスが提供されることで、災害対策環境が整備されていることや、最高レベルの国際標準が設定されたセキュリティ、PaaSによる運用管理コストの削減機能などを評価した。
「奉行クラウド」では、SQL DatabaseなどのPaaS機能をフル活用し、開発および運用管理コストの削減だけでなく、アプリケーション稼働状況の監視・分析機能(Azure Application Insights)による可用性の向上、Azureの認証基盤(Azure Active Directory)による Office 365との統合認証などを実現している。また、API管理基盤(Azure API Management)による各種外部サービスとの接続や保護なども可能となった。
各サービスの利用価格は下図の通り。