富士通は、PCの生体認証ソフトウェア「FUJITSU Security Solution AuthConductor Client」をグローバル市場向け製品として投入することを発表した。2月16日からオセアニア地域で販売を開始した。
同社によると「AuthConductor Client」は、手のひら静脈センサや指紋センサー内蔵したノートPCやタブレットなどを組み合わせることで、IDとパスワードに代わるセキュアな認証環境を実現する。生体情報登録時には適切なガイダンス動画が再生されるなど、簡単かつ迅速なセットアップのためのサポートが用意されている。
またActive Directory対応により、生体情報とログイン状況の一元管理が可能なため、1台のPCを共有するための環境構築やアクセス履歴の管理ができる。アプリケーションなどの既存システムを変更することなく導入でき、さまざまな業種の運用業務をサポートする。
「AuthConductor Client」(参考イメージ)
富士通は、2018年上期中に「AuthConductor Client」をアジア、北米へと順次展開する予定だとしている。