トランスコスモスは2月20日、Googleの提供する自然言語処理API「Google Cloud Natural Language API」を活用することで、SNS上の投稿文から意味のある事柄を発掘し、効果的な広告クリエイティブを開発する手法「coemo(コエモ)」の提供を開始すると発表した。
coemoでは、「Google Cloud Natural Language API」を活用して、SNS上の膨大な投稿の中から広告訴求につなげやすいユーザーボイスのみを抽出する。また過去の広告配信実績から得られた知見や独自の分析手法を使い、より効果的な広告訴求を開発するとしている。
実際にcoemoで訴求開発を行ったインフィード広告のクリエイティブでは、同期間配信した既存クリエイティブと比較して、クリック率120%、コンバージョン率126%、CPAが2分の1という高い成果を出した事例もあるという。
「coemo」の概念図
トランスコスモスは今後、SNS上の投稿文だけでなく、画像認識技術「Google Cloud Vision API」を活用した投稿画像分析や、コールセンター部門のコールログを活用したユーザーインサイトの発掘といったサービス強化を図るとしている。