景気動向もあってか、米国の2017年の年末商戦は、2016年の5.5%増という好結果に終わった(11月と12月のオンラインと店舗での売上高。2017年は6919億ドルに達した)。その余韻が残る中、米ニューヨークで1月14日から16日に開催された小売業最大のイベント「NRF 2018」では、無人レジからAIを利用したメークアップまでさまざまな技術を見ることができた。そのうち、店舗向けの最新技術のいくつかを写真で紹介する。

G-Star RawはIntel Responsive Retail Sensorを利用したソリューションを展示していた。洋服につけたRFIDタグ、店舗につけたRFIDリーダーを利用して在庫管理ができるだけでなく、動画と組み合わせてその洋服を手にした人の動きを追跡することで、待ち時間を測定したり、手に取ったのに購入されたなかった洋服はどれかなどの情報がわかる。ソリューションは年内に提供を開始するという。
全世界で万引きによる損失は年間1300万ドル。SpotCrowdは、コンピュータビジョンを利用して過去に万引きした人が来店したらスタッフにアラートを送るという監視カメラを利用したソリューションを見せていた。