アイティフォーは2月26日、ランサムウェアに感染したファイルのデータを復旧するサービスを開始した。
同サービスは、「WannaCry」などネットワーク上にまん延する主要なランサムウェアに対応するもの。米Ontrackとの技術提携により、復旧成功率は80%という。現在確認しているランサムウェア220種のうち99種において復旧実績を持ち、主なものとして「Nemocod」「Cryptolocker」「Apocalypse」「DMALocker」「Globe」などがある。
ランサムウェアで暗号化されたファイルを復旧するためには、複数種類ある暗号化方法を正しく判別して、正しい手順と方法で復旧する必要があるが、困難を極める。アイティフォーではOntrackが開発した独自の手順と方法により、暗号化されたファイルの復旧を実現した。
復旧の対象はHDD、ノート/デスクトップPC、モバイル端末、USBメモリ、SDカード、サーバ、SAN、NAS、仮想ハードディスクなど。価格は見積ベースで、24時間受付の無料相談窓口を設けて対応する。