ソフトウェアのロボットで特定の業務処理を自動化する「ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)」は、これまで金融機関などを中心に数多くの実証実験が行われてきた。2018年以降は、RPAが本格導入フェーズに移行していくと予想される。
多くのケースでRPAは、これまで人間の手作業に依存していた業務の処理時間を劇的に短縮する効果が認められている。まずはRPAを適用可能な業務の種類を洗い出し、実証段階ではチューニングを進めること、最終的に年間数百~数千時間分もの労働時間を短縮可能とする処理能力を実現する。
現状でその効果は人手不足の解消あるいは人件費の削減といったものが注目されているが、RPAによって新たに創出される人材リソースをどう企業や組織の新たな活力として生かしていけるかにあるだろう。
「デジタル変革」による新しいビジネスの姿は、人間によって生み出されていく。RPA導入によってデジタル時代にふさわしい新たな企業や組織を具現化するために参考となる記事を集めた。
RPA導入で考える次の視点