大日本印刷は4月9日、デジタルサイネージ(電子看板)配信管理システム「SmartSignage」の新版を発表した。4KコンテンツやHTML5などのデータに対応し、コンテンツの即時配信や一元管理が可能になった。
新版ではシステムが一新された。表示するコンテンツ管理やスケジュールの作成、サイネージ機器の管理を行う「Web管理画面」と、機器がネットワーク経由で受信したコンテンツを表示する「プレーヤー」で構成される。プレーヤーはブラウザベースのため、動画や静止画だけでなく、4KコンテンツやHTML5などのデータにも対応する。
SmartSignageの概要(出典:DNP)
従来は一定時間ごとにデータを送受信するコンテンツ配信方式を取っていたが、新システムでは「WebSocket」による双方向通信の仕組みを用いているため、コンテンツの変更を即時反映させることができる。リアルタイム配信も可能になる。
アカウントごとに操作権限を設定でき、担当以外のコンテンツを誤って配信してしまうなどの誤操作を防ぐことができる。DNPは、コンテンツ制作や運用などの関連事業も含め、デジタルサイネージ事業で2019年度に25億円の売り上げを目指す。