音声がコンピューティングにおける次世代の主要インターフェースになるという未来が次第に見えつつあり、スマートフォン時代の象徴とも言えるタッチベースのインターフェースを置き換える事例も出ている。「Amazon Alexa」や「Googleアシスタント」、Appleの「Siri」などは状況に適したデータを提供し、ユーザーに代わって作業を実行することで、音声インターフェースの世界に向かう流れの先頭を走っている。
音声ベースのバーチャルアシスタントが、スマートフォンやスマートスピーカ、自動車を含むさまざまなフォームファクタのデバイスに浸透していくとともに、人々の生活への影響度合いも大きくなっている。さらに、コンシューマーのユースケースが集積するにつれ、こういったアシスタントがオフィスへと浸透していく道も開け、業務の生産性と効率の向上に向けた機会を生み出している。
音声アシスタントは、例えば楽曲のプレイリストを再生するという使い方で知られているが、職場においても大きな可能性を秘めている。デジタル音声アシスタントはオフィスをどのように変革していくのだろうか。Amazonが11月に発表した職場向けの「Alexa for Business」の可能性などを含め、今後を展望する記事をまとめた。