SBIホールディングス、MapRのデータ管理基盤採用で分析環境を改善

NO BUDGET

2018-04-25 09:33

 SBIホールディングスは、グループ全体のデータ管理基盤に「MapRコンバージド・データ・プラットフォーム」を採用した。4月23日、マップアール・テクノロジーズが発表した。

 同製品は、ファイルやデータベースのテーブル、あるいはストリーム上のデータへのアクセスを独自の方法で高速化しており、クラウドでもオンプレミスでも、あるいはその両環境をまたがっても、分散処理や非常に高い拡張性、パフォーマンスを図れるとする。また、アクセス性、セキュリティ、高可用性、災害復旧、データ保護などの特性を備え、NFSやPOSIXに準拠したオープンな環境を提供している。

 SBIホールディングスでは、Hadoopを中心にさまざまなツールを利用しているといい、Hadoop分析基盤との連携が非常に重要な要素だったが、MapRはこの条件も満たしていたと説明する。

 SBIホールディングスグループで集められるデータは、1日当たり数十Gバイトにもおよび、これを効率よく管理・活用することが大きな課題となっていた。そこで2014年からMapRのコミュニティーエディションを利用してテスト運用し、性能や機能を評価した。その結果、データベースの処理が極めて早く、既存のハードウェアの性能を最適化できること、学習コストも安価に済むことなどを高く評価し、2017年に商用版MapR エンタープライズエディションの採用を決定した。

 同グループでは、ビッグデータ解析のためのグループ横断的な組織体制を立ち上げており、現在では、34社の広告データ、52サイトのアクセスログといった履歴情報や顧客情報などのグループ横断データを解析基盤に取り込み、マーケティングやプロモーションなどの施策に活用している。

 

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]