Microsoftは米国時間4月24日、「Windows Server 2019」の新たなテストビルド(「Build 17650」)を「Windows Insider Program」の「Fast Ring」テスター向けに公開した。
この最新ビルドは「Windows Server 2019」と、Windows Serverの次期「Semi-Annual」チャネルリリース(「1809」)に対するものとなっている。
このビルドには複数の新機能が搭載されている。まず、フェイルオーバークラスタリング機能向けの「Witness」(監視)オプションの1つ「File Share Witness」に新たな拡張が2つ実装されている。この拡張により、ロケーションとしての「Distributed File System」シェアの使用をブロックし、安定性の問題を避けられるようになる。もう1つの拡張により、インターネットアクセスがない、あるいは貧弱である場合や、ディスク監視用の共有ドライブが存在しない場合といった、以前はサポートされていなかった一部のシナリオでのFile Share Witnessの使用が可能になる。
今回のビルドでは、ドメイン間でクラスタを移動させる際の作業を支援するために、2つの新たな「PowerShell」コマンドレットも追加されている。
Microsoftによると、近々リリース予定の「Storage Replica Standard Edition」では、ボリューム関連でサイズやパートナーシップ、サポートされるボリュームの数などのいくつかの制約があるという。またこういった制約は、テスターからのフィードバックに基づき、プレビュー期間中やRTMの段階で変更される可能性があるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。