Microsoftは米国時間5月24日、Fast RingとSkip Ahead Insiderテスター向けに「Windows 10 Redstone 5」のテストビルド「Build 17677」を公開した。
Edgeの「設定など」のメニュー構成が新しくなった(提供:Microsoft)
マイナーな機能強化が多い本ビルドの中で目立つのは、「Microsoft Edge」ブラウザに対する複数の機能強化だ。「設定など」のメニューの構成が新しくなり、メニューオプションにアイコンとキーボードショートカットが表示されるなど再設計された。またWindowsタスクバー上、または「スタートメニュー」の「ジャンプリスト」にトップサイトが表示されるようになり、保存しているタブグループの管理も簡単になった。
KDNETでIPv6のサポートも加わった。中断状態の「Universal Windows Platform(UWP)」アプリ/プロセスのメモリ使用状況に関する、「タスクマネージャー」の表示も変わるという。
NetAdapterフレームワークをベースにしたモバイルブロードバンド(LTE)ネットワークスタックについても、新しいネットワークドライバモデルが追加された。ブログによると、これに関する詳細は後ほど明らかにするという。MicrosoftはBuild 17655で、NetAdapterフレームワークを土台にした新しいモバイルブロードバンドUSBクラスドライバを追加したが、最新のビルドではこれがデフォルトのドライバになった。
最新のビルドではEdge、「Narrator」「Command Prompt」で不具合の修正やアップデートが多数加わっている。既知の問題もあり、この中にはWindows Insider Program for Businessのテスターに固有の問題として「Azure Active Directory」で新しいフライトを受け取っている場合、最新のフライトを受け取れなくなる不具合があるという。Microsoftは次のビルドでできるだけ早期にこの問題を修正したいとしている。
Redstone 5のメインストリームユーザーへの提供は、2018年10月に開始を予定している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。