MS、「Windows 10 Redstone 5」のテストビルド「Build 17677」をリリース

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2018-05-28 10:54

 Microsoftは米国時間5月24日、Fast RingとSkip Ahead Insiderテスター向けに「Windows 10 Redstone 5」のテストビルド「Build 17677」を公開した。

 Edgeの「設定など」のメニュー構成が新しくなった
Edgeの「設定など」のメニュー構成が新しくなった(提供:Microsoft)

 マイナーな機能強化が多い本ビルドの中で目立つのは、「Microsoft Edge」ブラウザに対する複数の機能強化だ。「設定など」のメニューの構成が新しくなり、メニューオプションにアイコンとキーボードショートカットが表示されるなど再設計された。またWindowsタスクバー上、または「スタートメニュー」の「ジャンプリスト」にトップサイトが表示されるようになり、保存しているタブグループの管理も簡単になった。

 KDNETでIPv6のサポートも加わった。中断状態の「Universal Windows Platform(UWP)」アプリ/プロセスのメモリ使用状況に関する、「タスクマネージャー」の表示も変わるという。

 NetAdapterフレームワークをベースにしたモバイルブロードバンド(LTE)ネットワークスタックについても、新しいネットワークドライバモデルが追加された。ブログによると、これに関する詳細は後ほど明らかにするという。MicrosoftはBuild 17655で、NetAdapterフレームワークを土台にした新しいモバイルブロードバンドUSBクラスドライバを追加したが、最新のビルドではこれがデフォルトのドライバになった。

 最新のビルドではEdge、「Narrator」「Command Prompt」で不具合の修正やアップデートが多数加わっている。既知の問題もあり、この中にはWindows Insider Program for Businessのテスターに固有の問題として「Azure Active Directory」で新しいフライトを受け取っている場合、最新のフライトを受け取れなくなる不具合があるという。Microsoftは次のビルドでできるだけ早期にこの問題を修正したいとしている。

 Redstone 5のメインストリームユーザーへの提供は、2018年10月に開始を予定している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  3. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

  4. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  5. セキュリティ

    急増する工場システムへのサイバー攻撃、現場の課題を解消し実効性あるOTセキュリティを実現するには

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]