NTTとNTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモは8月1日、「最高デジタル責任者(CDO:Chief Digital Officer)」職を設置したと一斉発表した。「自らのデジタル化(デジタルトランスフォーメーション)を通じた業務プロセスのさらなる効率化や新たな付加価値サービス提供などを推進するため」と説明する。
NTTグループは、デジタル技術の革新を通じた既存産業の“破壊”と新たな価値創造が進展する一方で、国内は少子高齢化や労働力人口の減少など、消費者生活や企業活動に大きな影響を与える事象が進行していると指摘。これらの事象がNTTグループの大きな課題でもあるとし、各社のCDOが第5世代(5G)移動体通信システムの導入、「PSTNマイグレーション(固定電話網のIP化)」などの環境変化へ迅速かつ柔軟に対応するためのデジタル戦略の策定および推進を担うとしている。
各社のCDOは次の通り。
- NTT:代表取締役副社長 井伊基之氏
- NTT東日本:代表取締役副社長 澁谷直樹氏
- NTT西日本:代表取締役副社長 伊藤正三氏
- NTTコミュニケーションズ:代表取締役副社長 丸岡亨氏
- NTTドコモ:代表取締役副社長 阿佐美弘恭氏