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インテル、容量32TBの「Ruler」SSD発表--1Uラックに1PBを搭載可能に

Liam Tung (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2018-08-10 10:33

 Intelは米国時間8月8日、データセンターのサーバ用として「Ruler」フォームファクタの新たな3D NAND SSDを披露した。

 同社は1年前に、「Enterprise & Datacenter Storage Form Factor」(EDSFF)規格に基づいたこのフォームファクタを発表している。同規格の採用によりサーバメーカーは、従来の2.5インチサイズのSSDよりも冷却コストを低減するとともに、効率の高いストレージを実現できる。

 同社がこのたび発表した定規(ruler)型の「Intel SSD DC P4500」シリーズは長さが12インチ(約30.5cm)、幅が約1.5インチ(約3.8cm)、厚みが3分の1インチ(約0.8cm)。世界最高密度のSSDだと説明している。

 サーバメーカーは、容量が32テラバイトのこのSSDを32基並べることで、1Uサーバラックで1ペタバイトの容量を実現できる。

提供:Walden Kirsch/Intel
提供:Walden Kirsch/Intel

 Intelは、何十年も前から使用されている、ディスクベースのストレージに端を発し、それを念頭に置いて設計された2.5インチ四方のSSDの代わりに、フラッシュメモリのおかげで細長く、薄い定規型のストレージを提供できるようになった。

 この新たなフォームファクタにより、データセンターにおけるSSDストレージの密度と冷却性能、電力性能が最適化される。サムスンも同様の目的で、「Next Generation Small Form Factor(NGSFF)SSD」規格を2017年に発表し、「M.2」SSD規格の置き換えを目指している。

 Intelは、ディスクに勝る重要な利点の1つとして、Rulerの発熱量がディスクのそれよりも小さいため、企業の空調設備に対する要求を低減できるという点を挙げている。

 Intelによると、IBMやMicrosoftのほか、「WhatsApp」の中国版である「WeChat」を擁するTencentといったクラウド分野の大手企業がIntelの定規型SSDを採用し、自社のクラウドやデータセンター運用を支えているという。

 Intelは、スリムで長い形状により、冷却のための風量が従来のフォームファクタのSSDの半分で済むうえ、ハードディスクストレージと比較すると、同社の3D NAND SSD技術により、消費電力は10分の1、サイズも5%程度になると述べている。

 この冷却性能は、定規型という形状によってもたらされたものだ。この形状により、マシンの後部に位置しているプロセッサに直接空気が流れるようになる。

 同社の不揮発性メモリソリューショングループにおいて、データセンターストレージ開拓部門の責任者を務めるWayne Allen氏は、「通常、新たなフォームファクタ自体がエキサイティングなわけではない」と述べたうえで、「しかし、(このRulerは)サーバ設計のすべてに影響を及ぼし、パフォーマンスの向上と、新たな次元の密度に寄与する点で、これはとても大きな成果と言える」としている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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