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NEDOと日立、組み合わせ最適化問題に特化したクラウド型計算サービスを無償提供

NO BUDGET

2018-09-21 13:45

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と日立製作所は9月19日、「組み合わせ最適化問題」に特化したクラウド型計算サービスの無償提供を開始すると発表した。

 組み合わせ最適化問題は、人口減少や交通渋滞などの社会課題の解決に向けて、膨大な選択肢から最適な解を素早く見つけ出す問題のことを指す。この問題を高速に解く技術として、アニーリングマシンが注目されている。

 アニーリングマシンは、磁性体の性質を説明するために考案されたイジングモデルを用いて、組み合わせ最適化問題を効率的に解くためのコンピュータ。今回提供されるサービスには、「CMOSアニーリングマシン」が利用されている。同マシンは、イジングモデルの動作を半導体のCMOS回路で擬似的に再現する日立独自のコンピュータ。

 サービス利用者は、組合せ最適化問題の計算処理を効率的に実行できる。また、アニーリングマシンを用いた最適化計算プログラムの開発が可能となり、交通渋滞の解消を目指した都市交通の最適化シミュレーションなどにも適用できる。

クラウド型計算サービス「Annealing Cloud Web」のウェブサイト画像
クラウド型計算サービス「Annealing Cloud Web」のウェブサイト画像

 また、初心者でもアニーリングマシンを使いやすいよう、豊富なチュートリアルをそろえており、アニーリングマシンの利用シーンを分かりやすく体感してもらうためのデモプログラムも同時公開している。さらに、ソフトウェア技術者育成に向けて、さまざまな問題のプログラムを開発することが可能なWeb APIを提供する予定だ。

 NEDOと日立は、産業技術総合研究所、理化学研究所、情報・システム研究機構、早稲田大学とともに、2016年度から革新的なアニーリングマシンの研究開発事業に着手している。

 アニーリングマシンの活用や普及を促進するには、利用者と関連技術者を増やすことが重要な課題となっており、アニーリングマシンを活用したクラウド型計算サービスを一般利用者が無償で幅広い問題の解析などに使える環境が望まれていた。

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