LinkedInは米国時間10月8日、従業員管理ソフトウェアを手がけるGlintを買収することに合意したと発表した。今回の買収は、Microsoftの傘下となったLinkedInが人事管理ツールにより注力していく動きの一環だ。なお、買収の金銭的な条件は明らかにされていない。
Glintのプラットフォームは、従業員のエンゲージメントやスキルの本質的な把握の支援と、洞察を行動に変えていく方法の提案を企業幹部らにもたらすことを目的としている。同社は、Glintのツール群をLinkedInの製品に取り込んで収集した従業員データを用い、いずれはオンライン学習コース「LinkedIn Learning」を各企業向けにカスタマイズして提供する計画を描いている。
LinkedInにおける人材管理製品および学習製品の責任者であるDaniel Shapero氏は同社ブログへの投稿で、「Glintにより、幹部らに自社が抱える人材の健全さと満足度に関する疑問に答えるためのツールが与えられる一方、あらゆる階層のマネージャーには改善が必要な点や洞察が与えられるようになる」と述べている。
さらに同氏は「両社が力を合わせて製品を作り上げることで、Glint上でマネージャーが受け取った従業員からの具体的なフィードバックを、改善に向けた支援に焦点を当てたカスタマイズ版LinkedIn Learningのエクスペリエンスへとつなげ、そのフィードバックをより行動可能なかたちにできるようになる。こういったことを想像してほしい」と続けている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。