ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)は、レッドハットの「Red Hat Open Innovation Labs」を採用し、アプリケーション開発・実行環境として「Red Hat OpenShift Container Platform」を導入する。レッドハットが10月16日に発表した。
Red Hat Open Innovation Labsは、集中的な常駐形式の環境で、レッドハットのコンサルタント、エンジニア、対象分野の専門家と密接に連携し、顧客企業におけるビジネス課題をともに解決するサービス。標準的な常駐期間は4〜12週間で、組織横断的な協業によるプロトタイピングプロジェクトを実践、企業のITチームはアジャイル開発やDevOps導入の方法論を学ぶ。
FFGでは、DevOpsによるアジャイル開発手法の習得と実践、システム開発の内製化実現に向けた取り組みを開始しており、Red Hat Open Innovation Labsの導入で、新たな開発手法を用いたスピード感のある開発体制を構築していく。同グループは「デジタル戦略部」を創設しており、これまでアウトソースしていたシステム開発や運用を内製化し、アジャイル開発ができる人材を社内に育成する。
Red Hat OpenShift Container Platformは、Kubernetesとコンテナベースのアプリケーション基盤を提供する。単一のプラットフォーム上で開発者とインフラ担当の結び付きを強固にし、ハイブリッドクラウド間でアプリケーションの一貫した構築・デプロイ・管理を可能にする。これにより、より短い開発サイクルかつ高い効率で、アプリケーションを提供する。