調査

2018年第2四半期の外付型企業向けストレージ市場、前年同期比0.2%増--IDC調査

NO BUDGET

2018-10-23 09:55

 IDC Japanは、2018年第2四半期(4~6月)の国内外付型エンタープライズストレージシステムの支出額実績を発表した。

 これによると、同期の支出額は383億6200万円で前年同期比0.2%増となった。セグメント別内訳では、メインフレーム向けが37億2400万円で前年同期比9.1%減、オープンシステム向けが346億3800万円で同1.3%増。なお、同市場の同期の売上額は364億1500万円だった。支出額(Value)はベンダー売上額(Vendor Revenue)にマージンを加算したもの。

 また、オールフラッシュアレイの同期の支出額は80億5900万円で、従来、四半期ごとに前年同期比で2桁またはそれ以上のプラス成長を続けていたが、今期は1.0%増にとどまった。

 IDCは同期の市場動向について、リプレースを中心とした大型案件の動向が大きく影響したとしている。前年同期にあった大型案件ほどの売上が得られなかったり、売上予定の大型案件が後ろ倒しになったりしたことで、複数のベンダー売上額のシェアが大きく変動している。

国内外付型エンタープライズストレージシステム市場の支出額推移、2016年第2四半期〜2018年第2四半期(出典:IDC Japan)
国内外付型エンタープライズストレージシステム市場の支出額推移、2016年第2四半期〜2018年第2四半期(出典:IDC Japan)

 ベンダー別売上額の上位5社は日立製作所(17.6%)、デル(14.7%)、ネットアップ(14.1%)、富士通(12.2%)、IBM(8.8%)となり、前年同期と比べ、1位以外の全ての順位が異なるという結果となった。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 56 選 課題と解決方法を一挙紹介

  2. ビジネスアプリケーション

    生成 AI の可能性を最大限に引き出すためにできること—AI インフラストラクチャの戦略ガイド

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]