アクセンチュアは、最高財務責任者(CFO)に関する調査結果を発表した。
同レポートによると、76%のCFOが財務スキルは今後、現在の財務中心からデジタル、統計、オペレーション、コラボレーションに関する高度なスキルへと移っていくであろうと考えていることが分かった。また78%が従来の財務職務がやがて陳腐化し、変化が今後急激に進むであろうと回答している。
財務改革の「これまで」と「これから」
同調査は、日本を含む10カ国の700人以上の財務管理および200人以上の有望な財務管理職候補を対象に実施した。CFO、上級財務管理職、CEO、最高データ責任者への50件近くの定性的なインタビューも実施している。調査期間は2017年12月~2018年4月。
また回答者の77%がデジタル技術の導入による業績改善に向けた取り組みを統括しており、同じく77%が先進技術で創造的破壊を引き起こし、自社や他社を巻き込んだエコシステムに恩恵をもたらす方法を模索している。
さらに81%が、ビジネス全体に新しい価値をもたらす分野の見極めを自身の主要な役割の1つととらえており、また77%が、自らの権限内で全社規模の業務改革を促進できると考えていることも分かった。