情報処理推進機構(IPA)は、産業サイバーセキュリティセンター(ICSCoE)の演習施設に、パロアルトネットワークスの次世代ファイアウォールを導入した。パロアルトネットワークスが12月20日に発表した。
ICSCoは、社会インフラや産業基盤のサイバーセキュリティリスクに対応する人材・組織・システム・技術を生み出すために2017年4月に設立された。同センターの事業の1つに、セキュリティの観点から経営層と現場をつなぐ中核人材を1年間の研修により育成する「中核人材育成プログラム」があり、2018年2月には、東京・秋葉原に同プログラムの受講者が使用する演習施設を開設している。
IPA ICSCoEの演習施設(東京・秋葉原)
今回採用された次世代ファイアウォールは、大型セキュリティ機器として「PA-5250」を1台、実習用の小型セキュリティ機器として「PA-820」を8台となっている。パロアルトネットワークスは、導入サポートに加えて、同社エンジニアによるセミナーも開催している。IPAでは、全ての機能を有効化しても処理速度が落ちないパフォーマンスの高さと日本企業での導入実績などを評価し、今回の導入に至ったとしている。