PCの操作内容可視化ソフト「MeeCap」に、ロボティクスプロセスオートメーション(RPA)対象業務の抽出を自動化する「プロセスビジュアライザー」機能が追加される。開発、提供するMeeCap(中央区)が2月4日、発表した。
MeeCapで収集するPC操作ログに人工知能(AI)を活用し、業務プロセスを可視化。プロセスごとの作業手順、プロセス間などを明確にし、繰り返し作業など定型業務を自動抽出するという。RPA化に必要な導入前の業務プロセス分析、導入後の効果分析、費用対効果分析などに活用可能で、RPAの推進担当や現場の業務担当の負担を軽減するとしている。
MeeCapは、日常業務におけるPC操作などのデータを収集し、操作ログを元に業務プロセスを可視化するサービス。生産性の低下、業務分担の偏り、ナレッジの散逸などの課題を抽出し、非効率な業務の改善を支援するという。野村総合研究所、鹿児島銀行、肥後銀行などが導入している。
クライアントライセンスとサーバーライセンスの2種類に分けて提供している。クライアントPCにインストールして使用するクライアントライセンスでは、ログの収集、CSV形式やHTML形式での抽出が可能。税別の提供価格は1クライアントあたり3カ月2万円から。抽出したログを分析できるサーバーライセンスは、50クライアントまでの場合3カ月で40万円から。
プロセスビジュアライザーは4月1日から提供する予定。価格や提供形態などは検討していくとしている。
プロセスビジュアライザーのイメージ(出典:MeeCap)