――ここは、とあるオフィス街に月1度だけひっそりとオープンする「SNS担当者お悩み相談室」。日々奮闘している企業のSNSマーケティング担当者たちの悩みを、SNSエキスパートであるMarie先生がやさしく解決へと導く、いわば隠れ家的カウンセリングルームである。
2019年4月に社会人3年目を迎える会社員。休憩時間に「ざっくりわかるSNSマーケティング入門」を熱心に読んでいるところを上司に見つかり、2018年から会社のSNS運用担当を任されることになった。ポジティブで頑張り屋だが、ほめられるとすぐに調子に乗ってしまうところが玉に瑕。
今月の相談:社内の理解や協力がなかなか得られません…
飯根:Marie先生、こんにちは! 今日もマスクで失礼します。
Marie先生:飯根さん、こんにちは。花粉症ですか? 今年は大変らしいですね。
飯根:はい。実は私、今年が花粉症デビューでして、もう毎日辛くて辛くて…。おっと、ここは耳鼻科じゃありませんでしたね!
Marie先生:(笑)。それで、今日のご相談は?
飯根:前回いただいたアドバイスに励まされ、「SNSアカウント運用担当チーム」の必要性を上司に訴えたところ、何とか担当者を1人増やしてもらえたのです。
Marie先生:それはよかったですね! これで飯根さんも安心してお休みが取れますね。
飯根:はい。新メンバーは、先月入社したばかりの第二新卒なので、まだまだ教えるべきことが多いのですが、冷静で落ち着きがあって…いろいろと期待しています!
Marie先生:冷静で、落ち着きがあって? 飯根さんといいコンビになりそうですね!
飯根:先生、それ、褒め言葉ですよね…? ありがとうございます! 今日ご相談したいのは、最近社内からいろんな要求が来るようになったことなんです。集客のためのセミナー告知とかセール情報とか、あらゆる部署から大量の投稿依頼が集まってきます。とにかく数が多い上に、今のSNSアカウントのトーン&マナーに合わない内容もあるので、どう対応すべきか困っています。
Marie先生:嬉しい悲鳴ですね。飯根さんの社内で「SNSアカウント運用」の認知が高まり、さらに言えば「SNSアカウントへの期待」も高まっているのだと思います。
飯根:うーん、何とも複雑な思いです。去年なんて、SNSで投稿している姿を見た他部署の社員に「飯根は業務時間中にSNSで遊んでいる」といううわさを広められたりしていたのに(苦笑)
Marie先生:それも、SNS運用担当者からよく聞く悩みですよ。いずれにしても、社内からの正しい理解と協力を得ることが必要です。今日お伝えする内容を参考に、二人でがんばってみてください。
飯根:はい! これからは「チーム飯根」でがんばっていきます!