クラウド型アプリ開発基盤「Yappli」を提供するヤプリは4月18日、同サービスに拡張現実(AR)機能を追加したことを発表した。併せて、ニューバランス ジャパンの公式アプリに同機能が実装されたことを明らかにした。
ニューバランスでは、公式アプリ「new balance 公式ストアアプリ- NB Shop」を2016年11月から提供している。同社の直営店やアウトレットショップ、公式オンラインショップの情報を配信するとともに、GPS機能を使って利用者の近くにある直営店などを見つけることができるという。気に入った商品を見つけた場合には、オンラインショップで購入することも可能。加えて、新着商品や限定品、キャンペーン、イベント情報をすぐにチェックできるとしている。
ヤプリは新たに追加したAR機能について、「リアルな空間に情報を付与することで、顧客体験の向上を見込んでいる。カメラは2D、3Dともに認識でき、静止画と立体の両方に対応する」と語る。
ニューバランス協賛の「名古屋ウィメンズマラソン2019」(3月10日開催)で実際にAR機能が活用された。会場では、展示ブースに置かれた限定モデルのシューズにスマートフォンのカメラをかざすと、公式アプリのAR機能を通じてランナーを応援するコンテンツが表示される仕組みであった。ヤプリはこの取り組みにより、ランナーのモチベーションを向上させることができたとコメントしている。
展示ブースの様子(出典:ヤプリ)
(出典:ヤプリ)