アパレル企業のトゥモローランドは、実店舗とECの顧客データを統合し、デジタルマーケティング基盤として、アクティブコアの「activecore marketing cloud」を導入した。それによって、顧客体験の向上や顧客動向の可視化を図るという。アクティブコアが2月27日に発表した。
トゥモローランドは自社ブランドの企画から生産、販売までを一貫して手掛けているアパレルメーカー。海外ブランド製品の買い付けも行っており、セレクトショップとしての側面も持つ。
activecore marketing cloudは、企業のマーケティング活動を支援するクラウドベースのサービス。顧客との接点が多様化する中、企業内外に散在するデータを顧客軸で収集、分析し、一人一人に合ったアプローチを自動化する。
activecore marketing cloudの活用イメージ(出典:アクティブコア)
これまでトゥモローランドでは店舗会員、EC会員それぞれにメールマガジンを配信してきたが今回、実店舗の会員情報とECを含むウェブサイトの行動情報を統合する。そして、実店舗とウェブにおける会員、非会員の購入情報をactivecore marketing cloudに取り込む予定だ。
顧客は関連性の低い通知を受け取らずに済み、レコメンドエンジンによって自分の嗜好に近い商品が提示されることが期待されるという。トゥモローランドとしては、顧客動向の可視化に加え、顧客一人一人に合ったアプローチをすることで自社と顧客の関係性向上を目指しているとのことだ。