ワコールは、デジタル技術を活用した新たな接客サービス「3D smart&try」を開始するのに合わせ、AIチャットボット「接客AI」を構築した。基盤技術を提供する日本IBMが4月18日に発表した。
チャットボットは、IBM Cloudで提供する照会応答機能「Watson Assistant」を使い、インナーウェアの商品情報や接客ノウハウを学習して自然な対話を行う。顧客のサイズや体型、好みに合った商品を提案する。
顧客の悩みや要望と商品の素材や形状といった要素、さらにワコールが独自に培った接客ノウハウを学習しており、店内のタブレットで顧客の悩みや好みのデザイン、シルエットを選択し、ワコール独自の3Dボディスキャナーから得られた計測データと併せて、おすすめの下着を提案する。
日本IBMは「接客AI」構築に当たり、コンサルティングサービスを提供するとともに構築支援を実施している。