三井情報(MKI、港区)は5月20日、安全にテレワークできる環境をプラットフォームとして提供するサービス「MEDACA」シリーズを発表した。第1弾として、業種、社内外問わずに一人ひとりにあわせた会議環境を提供する「会議コミュニケーション」サービスを同日から販売する。
MEDACAシリーズは、シスコシステムズの「WebEx」、「Zoom」といったウェブ会議サービス、クラウドストレージ「Box」、音声データを書き起こす議事録支援サービス「ProVoXT」などを組み合わせて提供する。
サービスのほか、要望に応じて機器や端末までを組み合わせ可能で、個別に調達する工数を削減可能。個人用電話として利用できる端末を選択すれば、内線電話設備も削減できるという。問い合わせに対応する「MEDACAヘルプデスク」では、パートナーやユーザーの情報システム部門に代わって直接ユーザーに対応するという。
トライアル可能な小規模向けプランとして「スターターパック」を用意。ProVoXT10時間分、Box、会議システムそれぞれ5アカウントずつをセットにして提供する。
会議システムはいずれかの選択が必要。Zoomの場合は「プロ」プラン、WebExの場合は「WebEx Teams(旧Cisco Spark)」上で分析、管理可能になるオプション「Pro Pack Cisco Webex Control Hub」を含んだ「Meetings + Pro pack」を選択できる。税別月額利用料はZoomの場合は4万7100円から、WebExの場合は5万9600円から。いずれも端末代金と初期費用10万円が別途必要。
会議コミュニケーションサービス概要(出典:MKI)
第2弾としては、テレワークでのセキュリティを担保する「MEDACA エンドポイント・セキュリティ・プラットフォーム」サービスを予定。会議参加者へ書き起こした音声データを自動的に展開するサービスなど、ラインアップは随時拡充するという。働き方改革を実感できるシステムの提供を目指すとしている。
MEDACAシリーズ概要(出典:MKI)