WordやExcel、PowerPoint、Project、Visioに共通する変更点が新しいアカウントマネージャー。職場または学校アカウントとMicrosoftアカウントを容易に切り替えられる。
ウィンドウ右上にあるユーザー名もしくは画像をクリックすると、Microsoftアカウントや別のアカウントに素早く切り替えられる
Word、Excel、PowerPointに共通する変更点として、コメント内の「@(メンション)」を使用時に相手を共同作業に招待する機能が加わった。これにより共同作業の効率性を向上させている。
Excel単独の新機能として、共同編集時の操作性向上が加わった。条件付き書式設定やセルスタイル、範囲保護、グリッド線の表示、クロスシートカット/貼り付け機能を使用した際の成功率が向上したとMicrosoftは説明している。
PowerPoint単独の新機能には、登壇者の発言をマイク経由で取得し、自動的にキャプションとしてスライドに表示する機能が加わった。Microsoft Translatorが供える一部機能を標準化したと述べると分かりやすいだろう。
「スライドショー」タブの「キャプションと字幕」セクションで設定できる
Outlookは、2要素認証を使用するOutlook.comとGmailアカウントの追加手順を簡素化し、VisioはPDFもしくはPowerPointファイル、PowerPoint BIリポートにエクスポートする際に視覚効果の追加が可能になった。
Skype for Businessは「写真を追加する」といったヒントを無効化、再起動後にセカンダリ呼び出しデバイスが有効になる問題の修正、Lync SDKベースのアプリケーション使用時にSkype for Businessが応答しない問題を修正している。
Mac版を含むその他の更新
バージョン16.25(ビルド19051201)に更新したMac版だが、リリースノートによれば、Word、Excel、PowerPoint共通の新機能としてメールの添付ファイルを共有タブから利用することが可能になった。