人事評価を手掛けるあしたのチームと、組織診断を提供するリンクアンドモチベーションの両社が持つデータを組み合わせたエンゲージメントスコア向上保障サービスは、人事評価制度として(1)各研修、目標、中間、評価の期日厳守、(2)組織診断提出率95%以上、(3)四半期評価、(4)半期査定、(5)評価ランク10段階以上、(6)報酬連動および開示、(7)絶対評価、(8)目標自己設定、(9)コンピテンシーウェイト一般40%以上――と9つの推奨ルールを設けている。
運用開始前に実施した調査偏差値を基準値として、運用してから6カ月、9カ月、12カ月にフィードバックするEESの偏差値が初回基準値を一度も上回らなかった場合、13カ月以降の6カ月間、3~4サイクルと同じ運用支援メニューを無償提供する仕組み。ただし、入社3カ月未満、退職予定者は調査対象外となる。
エンゲージメントスコア向上保障サービスの全体像
坂下氏は「すでに(従業員の)定着率の低い業界など、業界単位の導入に関するお声がけをいただいている。これまでは労働時間が評価されていたが、今後は品質が問われる。10年ほどでスタンダードを目指したい」と意気込みを見せた。高橋氏は「企業規模を問わず、エンゲージメント向上に経営リソースを投入していく。(今回の)サービスが定着すれば、各社が総合評価を考えるようになる。確実に(エンゲージメントスコアが)向上するまでに顧客に寄り添う」と語った。