日星電気は、次期経営基幹システムに「SAP S/4HANA」を採用した。アビームコンサルティングとSAPジャパンが7月25日に発表した。6月に導入プロジェクトがスタートしており、アビームが業種別のベストプラクティスや各国の業務要件を取り入れたSaaS型サービス「ABeam Cloud グローバル製販テンプレート」を活用し、システム構築を進めている。
日星電気は1969年に設立された光ファイバー関連製品、高機能特殊電気・電子部品の開発メーカー。長年現行の基幹システムを運用してきたが、ビジネス環境の変化や IoT/AI(人工知能)などの最先端技術に柔軟に対応できる次期経営基幹システムを目指し今回の採用を決定した。
新しい経営基幹システムでは、経営情報の可視化、製品・製品群別の損益把握をはじめ、国内外グループ拠点間をまたぐ需給調整、業務負荷や段取りを考慮した短期生産計画などによる生産管理業務全体の見直しなどに活用していく。また、定型業務の自動化による業務効率化や高付加価値業務へのシフト促進、将来のデジタル変革(DX)実現にも役立てていく。