データ分析大手のSplunkは米国時間8月21日、予想を上回る第2四半期決算を発表するとともに、クラウドモニタリング企業SignalFxを10億5000万ドル(約1100億円)で買収する計画を明らかにした。同社で最大規模の買収となる。Splunkの最高経営責任者(CEO)Doug Merritt氏は、この買収によって、クラウドネイティブなインフラやエンタープライズアプリケーションをリアルタイムでモニタリングできる単一のデータプラットフォームを顧客に提供できるようになると述べた。
Splunkはプレスリリースで次のように述べている。「SplunkとSignalFxが手を組めば、インフラやデータ量に関係なくリアルタイムでデータを監視、観察できるデータプラットフォームをIT担当者や開発者に提供し、コストの削減や売り上げの増加、顧客体験の向上を支援できるようになる」「これによって、組織はサイロ化したデータセンターやクラウドネイティブな環境だけでなく、データを扱うすべての環境で取り組めるようになる」
SplunkはSignalFxの買収について、2020会計年度の下半期に完了する見通しとしている。Splunkは2018年、DevOpsのインシデント管理を手がける企業VictorOpsを1億2000万ドル(約130億円)で買収した。その数カ月前には、セキュリティオーケストレーションプラットフォームのPhantomを3億5000万ドル(約370億円)で買収すると発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。