OptiPlex 7070 Ultraのケースを取り外した状態
OptiPlex 7070 Ultraには、机に取り付けるアーム型「ARM」、高さを4段階のポジションで固定する「FIX」、高さやピボットを自由に調整できる「HAS」の3オプションを用意。HAS、FIX選択時は、VESA対応ディスプレイに直接マウントするマウントオプションでPC本体を包み込み、ARM選択時はオフセットVESAでディスプレイ背面に取り付け、オフィスの机上に並ぶケーブルを最小限に抑えられる。
既存ディスプレイも使用できるが、同社のディスプレイ「Dell P2419HC」使用時はUSB-Cケーブル1本でPCと接続できるため、さらなる配線の簡略化も可能。P2419HCのラインアップが19インチから27インチに制限されているのは、OptiPlex 7070 Ultraのバランスを考慮した結果である。
28インチ以上は重量バランスが崩れてしまうものの、「FIX選択時は例外」(田中氏)となるようだ。また、OptiPlex 7070 Ultraとの組み合わせを考慮して、WOST(スタンドなし)オプションを用意する。
OptiPlex 7070 Ultraとディスプレイを接続する際のオプション
デルが提唱するZFPというコンセプトを目にすると、極めて自然な存在と感じるが、そこに至るまではデザインチームの苦悩があったと語る。
「(担当した)米国の若手デザイナーは『見えないものをデザイン』することに悩み、2週間経っても進捗しなかった。忍者の『どんでん返し』などユニークなアイデアも生まれたが、チームメンバーの印象に残ったのは『星の王子様』のフレーズ『一番大切なことは目に見えない』だった」(田中氏)
田中氏は日本に帰国して1年ほど経つが、その印象を「日本のテーブルは小さい。特に新聞社のテーブルは紙が乱雑に積み重なって仕事する場所がない」(田中氏)と述べつつ、ZFPを具現化したOptiPlex 7070 Ultraの利用を推奨した。