東京都三鷹市は、地域社会の実際の問題やニーズに有効な政策企画に向けて推進するEBPM(Evidence Based Policy Making:証拠に基づく政策立案)を支えるデータ分析基盤に「Oracle Autonomous Data Warehouse(ADW)」と「Oracle Analytics Cloud」を導入した。日本オラクルが10月10日に発表した。
Oracle ADWは、モニタリングをはじめ、非自律型データベースではデータベース管理者が手動で行うさまざまなタスク実行を機械学習によって自動的に行えるクラウドサービス。自動的にデータのアクセスパスをチューニングし、インサイトを迅速に抽出することを可能にする。またOracle Analytics Cloudでは、インタラクティブダッシュボードの構築、オンラインレポート、高度な分析、さらには予測のための機械学習アルゴリズムなどの機能を提供する。
同市では、両サービスについて、データの可視化における優れたインターフェースと操作性、容易にデータベース構築が可能なこと、将来のさらなるデータ活用に向けた取り組みにも十分に対応できることなどを評価した。
同市では、導入したサービスの運用において、特別なトレーニングなどは必要なく、マニュアルを参照したのみで、外部のITベンダーなどに開発を依頼することなく、データ分析基盤を自ら構築した。これによって導入コストの大幅な削減を実現できた。