Oracleは米国時間12月12日、2020会計年度第2四半期決算(11月30日締め)を発表し、自律型データベース「Oracle Autonomous Database」の売上高が100%以上増加したと述べた。
最高技術責任者(CTO)Larry Ellison氏は発表で「まだ初期の段階であるものの、既に何千という顧客がOracle Autonomous Databaseを当社のパブリッククラウド『Generation 2 Cloud』(Gen2 Cloud)上で稼働させている」と述べた。同氏によるとその成長率は、「膨大なオンプレミスのインストールベースに対して、向こう数カ月をかけて『Gen2 Cloud at Customer』上で稼働するAutonomous Databaseをリリースすることで劇的に伸びる」見込みだという。
同四半期の売上高は96億ドル、非GAAPベースの純利益は30億ドル(1株あたり90セント)だった。
アナリストらは売上高を96億5000万ドル、1株あたり利益を88セントと予想していた。
クラウドサービスとライセンスサポートの売上高は68億ドル、クラウドライセンスとオンプレミスライセンスの売上高は11億ドルだった。
同社はクラウドERP事業の成長を強調しており、同四半期に「Fusion ERP」の売上高が37%増、「NetSuite ERP」の売上高が29%増になったと報告している。
Ellison氏は、共同CEOのMark Hurd氏が死去したことにも触れ、同社は新たな共同CEOの人選を行っていないと述べた。Hurd氏とCatz氏は「素晴らしいチーム」だったが「異例の状況」だったとした。共同CEOを指名せず、経営陣全体を強化していくと説明した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。