アクセシビリティを大きく強化--「Office 365」更新動向【1912版】 - (page 3)

阿久津良和

2020-01-10 06:45

macOS版を含むその他の更新

 バージョン16.32(ビルド19120802)に更新したmacOS版だが、リリースノートによれば、WordとExcelとPowerPointはタイトルバーからファイル名の変更が可能になった。個別の新機能を確認すると、Wordはマクロを含むドキュメントの共同編集をサポート。ExcelはWindowsデスクトップ版で採用済みだった配列数式の入力を隣接するセルをサポート。PowerPointはインク入力内容を図形やテキストに変換する機能をサポートしている。

 バージョン2.32(19120304)に更新したiOS版は、Excelを起動せずにメール経由でコメントやメンションに返信する機能が加わり、Outlookには指定した時間帯にメール着信通知を抑止する機能が加わった。バージョン16.0.12325.20174に更新したAndroid版も同様の変更を備えている。

ナビゲーションウィンドウのベルアイコンをタップすると、抑制時間を設定できる
ナビゲーションウィンドウのベルアイコンをタップすると、抑制時間を設定できる

 Office Onlineの新機能を確認すると、ウェブ版のExcelとPowerPointにコメント&メンション返信機能が加わり、ウェブ版PowerPointに3Dモデルのサポートやオブジェクトの整列、回転機能を追加。ウェブ版Visioは統一モデリング言語(Unified Modeling Language)をサポートし、ウェブ版Projectは特定タスクへのリンクを送信する機能をサポートし、共同作業環境を改善している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

  2. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. セキュリティ

    「どこから手を付ければよいかわからない」が約半数--セキュリティ運用の自動化導入に向けた実践ガイド

  5. ビジネスアプリケーション

    新規アポ率が従来の20倍になった、中小企業のDX奮闘記--ツール活用と効率化がカギ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]