PDF Report at ZDNET

急速に伸びるハイパーコンバージドインフラの優先順位

PDF Report@ZDNET

2020-01-14 07:00

 ハイパーコンバージドインフラ(HCI)を選択する際の企業の理由が変わってきた。以前は、仮想デスクトップ基盤(VDI)など特定用途を実現するためのインフラ基盤というイメージがあったが、最近になり業務システムの中心部として考える企業が多くなってきている。

 調査会社のIDC Japanによると、現在、企業がHCIを選定する理由として、1位から順に、「パフォーマンスの向上」「ITインフラ運用管理の一元化」「運用管理コストの削減」となっている。これは、HCIがポストメインフレームもしくは次世代の基幹系システムとして期待されていることを示している。

 背景には、HCIが処理能力と費用対効果を両立させている点が挙げられる。さまざまな種類のサーバー、ストレージ、ネットワークが絡むシステムを、複数種類のハイパーバイザーを共存させて仮想化し、さらに外部のパブリッククラウドと連携させるような柔軟な構成が可能だ。

 こうしたシステムが年間数百万円で運用できるようなプランを展開する企業もある。HCIのデメリットとして、ストレージをソフトウェアで定義しているなど、各システムが集約しているため、障害発生時のリスクが高まることなどを指摘する声もある。

 今後も「HCIシフト」が続くのか。関連する記事を集めた。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]