
Rob Bearden氏
提供:Glassdoor
Clouderaは米国時間1月13日、現取締役のRob Bearden氏がMarty Cole氏の後任として最高経営責任者(CEO)に就任すると発表した。Hortonworksの元CEOであるBearden氏はよく知られた人物だ。さらに、現取締役のため、Clouderaの現在の方向性にも精通している。もともと暫定的な措置として同社のCEOに就任していたCole氏は、退任する。
Clouderaに入社する前、Bearden氏はDockerで働いていた。Dockerの組織再編を手がけてエンタープライズ事業を売却した後、Benchmark CapitalとInsight Partnersから新たに3500万ドルを調達し、Dockerの経営を安定させた。同氏は、2018年のClouderaとの合併前にHortonworksを率いていたことで最もよく知られている。実際に、現在のClouderaプラットフォームの多くには、同氏の指揮下で開発された製品が含まれる。Hortonworksでは、Bearden氏は株式発行を2回実施し、最終的にキャッシュフローを安定させた。
退任する現CEOのCole氏は、予想を下回る2020年度第1四半期決算を受けて退任したTom Reilly氏の後任として、暫定CEOに就任した。このとき、同社は2020年度の予測の修正を余儀なくされた。Accenture出身のCole氏の下で経営は安定した。Clouderaは顧客の契約更新に注力し、新しいプラットフォームのリリースを成功させた。Reilly氏の退任を受けて同社の株価が約40%下落した後、Cole氏の指揮下で株価は約2倍に上昇した。
Cole氏の業績には、「Cloudera Data Platform」(CDP)のリリースが含まれる。CDPは、合併前のClouderaとHortonworksの製品群を融合させたクラウド指向の後継製品だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。