電通グループ3社が協業--スマホアプリによる事業成長を支援

NO BUDGET

2020-02-04 11:40

 電通デジタル、電通、セプテーニは、スマートフォンアプリの活用による企業の事業成長を総合的に支援するプロジェクト「App Growth Mall」を開始した。

 同プロジェクトではアプリの宣伝に加え、新規顧客の獲得から既存顧客の育成まで統合管理が可能なデュアルファネル(「新規顧客の獲得」「既存顧客の育成」という2つの課題への対応を一本化して解決を図ること)による取り組みや、事業全体における成長戦略の立案などを行う。

 インストール数やMAU(月間アクティブユーザー)などの一般的なKPI(重要業績評価指標)に加え、LTV(顧客生涯価値)や継続利用率、North Star Metric(製品やサービスの本質的な価値を顧客に提供できるかを計るための指標)など、複数のKPIを管理することで、アプリ利用促進の先にある企業の事業成長を統合的・効率的に支援していくという。

 同プロジェクトで電通は、アプリ・事業の成長戦略の立案や、認知・利用意向・ファン化までの心理変容を加速する施策の設計・実施、ABCフレームの開発などを担当する。ABCフレームとは、A=After Install(インストール後、継続率やLTVの向上)、B=Before Install(インストール前、インストール最大化)、C=Consideration drive(AとB両方に影響を及ぼす認知や利用意向、ファン化の促進)としてデュアルファネルを3つの塊に分け、その関係性を解き明かすことで、施策の予算配分や取り組みを円滑に進めるためのフレームだという。

 電通デジタルは、デジタル領域におけるプランニング、ユーザーの継続率・LTV・North Star Metricなどを含めたKPIの設計を行う。また、UI(ユーザーインターフェース)/UX(ユーザー体験)の改善やABテストなど、各種アプリ内施策に取り組む。セプテーニは、インストール数・MAU・LTVなど広告効果を最大化する獲得系デジタル施策を運用したり、デジタル領域に最適化された取り組みを実行したりする。

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