コニカミノルタは、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)ソフト「Automation Anywhere Enterprise」を導入。製品開発・製造といった製品ライフサイクル関連部門やコーポレート部門などで活用し、約2万4000時間分の業務を削減した。
2017年4月から3カ月にわたって複数の製品を試用し、業務改革を支援するITツールとして適したものを選定した。世界の各拠点で利用できる点、導入先の業務部門が自分たちの手でソフトウェアロボットを開発できる点、管理機能が充実したサーバー型である点などを評価した。
2018年4月に本格稼動し、生産部門では標準原価設定や設計変更のデータ転記などに利用するなど、現在までに海外を含む19のビジネス部門で約200個のロボットが稼働している。例えば、企画部門では、市場情報に関するレポート作成や商品化計画の配信に活用し、また設計部門ではCAD属性項目の追加、試作部門では品質評価レポートの作成、調達購買では発注システムへの転記や請求書突合などに利用されている。