BlackBerry Japan(港区)は2月25日、セキュアブラウザー「BlackBerry Desktop」とマルウェア対策ソフトウェア「CylancePROTECT」をセットにした「BlackBerry Digital Workplace」の提供を開始した。既存のPCをシンクライアントとして活用できる。
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BlackBerry Desktopは「Chromium」ベースのセキュアブラウザー。オフラインでも「Office 365」ファイルを編集、活用できる。CylancePROTECTは、機械学習を活用した人工知能で未知の脅威にも対応できるという。
メールや文書はオフラインでも編集可能で、オンラインの際に反映する。種類、場所に関わらず脅威を検知、デバイスを保護しつつ、時間を効率的に活用できるとしている。
BlackBerry Desktopからは、Windows、Linuxアプリケーションのほか、デスクトップ、イントラネット、SaaSなどにアクセスできる仮想デスクトップ基盤(VDI)アプリケーション「Awingu」も活用できる。
VDIや仮想プライベートネットワーク(VPN)環境を構築、運用せずに、自身のデバイスからメール、カレンダー、連絡先、リモートデスクトップ、各種ファイルなど、クラウド、オンプレミス環境にある企業のあらゆる仮想アプリを実行できるという。
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各デバイスのBlackBerry Desktopデータはリモートで消去できる。契約終了、緊急時の登録、プロビジョニング解除といったIT部門の複雑な作業が不要と説明。設定変更すればブラウザ外でのデータ活用もできるという。
本国カナダで2月5日から提供しており、中心のユースケースに個人PCを在宅で業務利用する私物端末の業務利用(BYOD)をあげている。
ユーザーとデバイスごとに1ライセンス必要で、最小20ユーザーから。税別の提供価格は1ライセンス約1000円。
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