内田洋行、データの自動配信サービス「AirRepo」発売へ

NO BUDGET

2020-03-12 14:16

 内田洋行は、クラウド型のデジタルデータ自動配信サービス「AirRepo」の提供を4月1日に開始する。AirRepoでは、取引先との複雑な情報配信をクラウド型サービスで自動化。ファクス業務の自動化や郵送業務の電子メールへの切り替えから、基幹システムや既存システムとのAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)連携まで段階的に自動化することができる。またクラウド型の月額利用料サービスのため、組織やサービスごとの利用が可能となる。

サービスの概要(出典:内田洋行)
サービスの概要(出典:内田洋行)

 AirRepoでは、送信する帳票ごとに保管期間・公開期間を設定でき、帳票ごとに配信する相手先と配信方法(メール・ファクス)を設定することが可能。そして同サービスのクラウドストレージにアップロードすることで、自動配信と保管期間経過後の自動削除が行われる。拡張子に関係なくファイルを送信でき、複数のファイルをウェブ画面またはAPI経由でアップロードすることが可能。ファイルを選択して実行ボタンを押すだけで、配信設定に基づいて相手先にメールまたはファクスで配信される。

 中堅・中小企業では、メールやグループウェア、スケジュール管理、データ分析など、多種多様のシステムが個別に利用されており、取引先との情報配信はファクス送信や紙媒体の郵送が中心となっている。またファクス後に電話で確認を取るなど、情報配信のルールや決算スケジュールも異なるほか、業績拡大に伴い配信する文書が大量に発生すると、その保存量も膨大になりがちだという。さらにこれらの業務は人的作業が大半のため、情報の紛失や誤操作、管理ミスも懸念され、その対策も要する。AirRepoはこういった業務の効率改善と品質向上を実現し、データをビジネスに活用する体制を整えるのに役立つと内田洋行は説明する。

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