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The Linux Foundation、新型コロナと闘うオープソースの取り組み「LFPH」を開始

Steven J. Vaughan-Nichols (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2020-07-21 13:05

 オープソースの開発者らは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大にともない、これを克服するための取り組みを開始した。そして今回、The Linux Foundationは、企業によるオープソースの取り組みと公衆衛生のリーダーを参集した「Linux Foundation Public Health(LFPH)」イニシアチブを立ち上げ、COVID-19と闘おうとしている。

 これにより、新型コロナウイルスに対抗する複数のオープソースの取り組みが、より整理されたものとなるだろう。たしかに感染拡大当初から、オープソースの関係者はCOVID-19の問題に取り組んできた。例えば、ウイルスの感染検査数を追跡するという初期の取り組みのいくつかは、オープソースの開発者らによるものだ。しかし、こうした取り組みは、たとえそれがMozilla FoundationやIBM、Verizonなどの大規模な組織によるものであっても、1回限りのものである場合が多い。LFPHはそうした状況下、多数の組織を結集することになる。

 LFPHの立ち上げには、Cisco、doc.ai、Geometer、IBM、NearForm、Tencent、VMwareの大手IT企業7社、そして「COVID Shield」および「COVID Green」の、2つのCOVID-19接触確認・通知プロジェクトが参加した。

 COVID ShieldはShopifyの開発者有志によって開発され、カナダで導入されている。COVID Greenは、アイルランド政府によるパンデミック対応の一環として、NearFormのチームが開発した。アイルランドの保健サービス委員会(HSE)が7月初旬に導入して以来、同国成人の3分の1以上という、非常に高い導入率を達成した。

 両アプリは他の公衆衛生当局やそのITパートナーにも提供されており、利用やカスタマイズができるようになっている。非営利団体COVID Watchやキール応用科学大学が主導するオープソースプロジェクトも近く参加予定だ。US Digital Responseも非営利のアソシエイトメンバーとして参加した。

 LFPHはまず、GoogleとAppleが共同開発した接触通知システムを使って、接触通知アプリを改善することに注力する。また、公衆衛生当局による検査、追跡、隔離などの活動のあらゆる側面を拡大することにも取り組んでいく。

 COVID ShieldとCOVID Greenのほか、早くから業界横断的な取り組みを行っているTCN Coalitionが、LFPHに統合される。TCN Coalitionは、コロナ禍にプライバシーを保護しつつ、相互互換性のある接触通知アプリの開発を目指す技術者の世界的なコミュニティーだ。

 TCN Coalitionのエグゼクティブディレクターで、現在はLFPHインプリメンターズ・フォーラムの責任者を務めるJenny Wanger氏は、「(統合は)私たちが立ち上げ以来、行ってきた作業の次なるステップとして理にかなっている。より広範な協業を通じて、変化の目まぐるしいこの重要な取り組みを推進していきたい」と述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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