RPA(ロボティックプロセスオートメーション)の導入コンサルティングやサポートを手がけるロボフィスは、NTTデータと共同でRPAユーザー3000社の動向を調査した。
これによるとNTTデータのRPAユーザーが、2018年度末の1000社から2019年度末の3000社へと拡大する中で、特に300人未満の企業の増加が著しいことが分かった。2019年度末時点で従業員300人未満の企業が44%を占めている。

従業員300人未満の企業が12ポイント増加、2019年からは中堅・中小が特に増加
ロボフィスとNTTデータによると、この結果はRPAによる業務自動化の動きが中堅中小企業でも加速していることと同時に、調査対象企業が導入している「WinActor」が、中堅中小企業にも導入しやすいツールであることを表しているとしている。
両社は、NTTデータの3000社を超える業務自動化の実績を分析し、企業規模問わず特に要望が多い「スケジューラー登録ロボット」を開発している。この製品は、スケジューラへの予定登録業務の自動化が可能にする。オペレーション計画をExcel上で「登録マスタ」形式にし、ロボットを稼動させることで年間360時間分の業務を削減できる。
WinActor上の自動化シナリオとして動作し、汎用シナリオを動かすだけで、ユーザーのOutlook上のスケジューラーに、ロボットにより予定を登録させることが可能となる。また修正を加えることにより、Outlook以外のスケジューラー環境にも適用することができる。