北海道石狩市役所は、スタディストが提供するクラウド型のビジュアルSOPマネジメントプラットフォーム「Teachme Biz」を導入した。
Teachme Bizは組織の標準作業手順書の作成、管理を効率化することで、生産性を大きく向上させるソリューション。手順書の作成時間を大幅に削減するだけでなく、人材育成効率化や顧客満足度の向上など、さまざまな成果が報告されているという。
石狩市では、2020年8月に基幹システムの入れ替えを実施したが、新システムの使い方を職員に広く周知するため、Teachme Bizで手順書を作成、共有している。クラウド上で管理されているため、手順書の追加や更新もスムーズで、システムの入れ替えにおける混乱を最小限に抑えることができる。
また、毎年100人以上の職員で発生する人事異動についても、業務によっては手順書がない、手順書があってもフォーマットにばらつきがあるなど、引き継ぎや知識共有に課題を抱えていた。そこでTeachme Bizで誰もが簡単に手順書を作成できるようにした。
さらに同市では、市民がさまざまな手続きや申請をする際、申請書などの記入例を紙で用意し、手渡しや郵送を行っている。2021年以降は、紙の記入例と合わせてTeachme Bizでも手順書を作成し、スマートフォンを所有する市民はQRコードから手順書にアクセスできるようにすることで、ペーパーレスおよび行政サービスにおける利便性の向上を目指している。