Microsoftは米国時間9月3日、人気のコラボレーション/ビデオ会議サービス「Microsoft Teams」で新しい「リスト」アプリの一般提供を開始したと発表した。
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これにより、Teamsを使用する「Microsoft 365」(すべての商用およびGovernment Community Cloud版)ユーザーがリストアプリを利用できるようになる。同社はこれを5月の「Build 2020」で発表していた。
リストアプリは、Microsoft Teamsプラットフォーム上の情報を追うための「チームベースのタブアプリ」だという。これは、さまざまな業種でTeamsを活用できるようにするMicrosoftの取り組みを表すものであり、ヘルスケアや銀行、政府など、さまざまなコンプライアンス要件がある業種だけでなく、他の業種も対象としている。
Microsoftは4月下旬、2020年度第3四半期の決算発表で、Teamsのデイリーアクティブユーザーが7500万人であることを明らかにしていた。
リストは、スプレッドシート風の列と行のグリッドベースで表示され、整理や共同作業、カスタマイズをしやすくする工夫が加えられている。チームが取り組むべき重要な案件について、情報を常に把握できるようにする狙いだ。患者やローンなどさまざまな情報を、カスタマイズ可能なビュー、スマートルール、アラートによって追跡できるという。
リストを作成するためのテンプレートも用意されている。作成したリストには、チャネルとして追加可能な「リスト」タブを通して、Teamsのモバイルアプリからアクセスできる。
リストアプリには、主に以下の5つの機能がある。
- テンプレートや「Excel」のテーブルデータ、既存のリストから、または、一から新しいリストを作成する。8種類の標準テンプレートのほか、「患者」や「ローン」「インシデント」など、業界固有のテンプレートも3種類用意されている。
- 既存のチームリストを新しいタブとしてインポートする。
- 「SharePoint」サイトで利用できるさまざまな標準的リスト機能。列タイプ、ビューの書式設定、クイック編集、Excelへのエクスポート、並べ替え、フィルタリングなど。
- リストのアイテムについてチャネルで会話する機能。
- リスト上でのすべてのユーザーアクションは監査され、セキュリティ&コンプライアンスセンターの監査ログで利用できる。
リストは、「Android」と「iOS」のTeamsアプリのほか、ウェブとデスクトップアプリでも利用できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。