Microsoftが、「Microsoft Teams」の新しい「Tasks」アプリ「Tasks in Teams」の提供を開始している。人気の高い職場向けコラボレーションプラットフォームであるTeams内に「Microsoft Planner」と「Microsoft To Do」の両方が統合されている。
同社は4月、Microsoft Teams内でチームのプランと個人のタスクの両方を作成、管理するための単一の統合アプリを提供する目的で、「Planner」を「Tasks」にリブランドするとしていた。これは、同社が「Microsoft 365」のTasksとする広範な取り組みの一部となる。この取り組みで、「Teams」「Outlook」「Planner」「To Do」「Office」などのタスクスケジュールを集約し、統合しようとしているようだ。「Outlook」は既にすべてのタスクをTo Doに同期している。間もなく「Office」で、「Word」「Excel」「PowerPoint」の「@メンション」からのタスク割り当てをサポートする予定だ。
Microsoftは米国時間7月28日、デスクトップ用Tasks in Teamsのリリースを少数のユーザーグループ向けに開始しており、ロールアウトは9月まで続く見通しだ。Microsoftによると、デスクトップ版のロールアウトが完了するまで、モバイル版のTasks in Teamsは利用できるようにならない。
Microsoftは、「Tasks in Teamsは、Microsoft 365アプリ全体でよりコネクテッドなタスク管理体験を構築する最初の重要なステップだ」と説明している。
「徐々に顧客がTasks in Teamsを利用できるようしており、今後数週間で目にすることになるだろう」(Microsoft)
Microsoftは2019年4月の発表以来、Tasksアプリに多くの機能を追加してきた。
企業のリーダーシップチームがタスクリストを作成し、組織内の異なる場所にいるチームにタスクを割り当てられるようになっている。例えば、全国規模の小売業者がタスクを作成して個々の店舗に割り当て、タスクの進捗状況を追跡できる。
店舗のマネージャーも従業員にタスクを割り当てることが可能だ。従業員は個人の端末や会社支給のモバイルデバイスから、優先順位の付いたタスクリストを確認できる。
タスクアプリのリストビューも新たな機能だ。ユーザーは各タスクを個別に編集する必要がなく、1度に複数のタスクを編集できる。リストビューは、タスクアプリのデスクトップ版とウェブ版の両方で使用可能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。