新型コロナウイルス感染症の影響により、オンラインなど非接触型の会議が中心になりつつある。今、新たな購買における情報収集において、回答者の多くがウェブ検索から開始する。その後、ベンダーとの初期の話し合いでも営業担当者との接触を避け、さらに非対面の接点だけで購入先を絞り込むという意見も聞かれる。
つまり、営業の現場で顧客が、できることなら購入の最終局面である契約も含めて、オンラインで完結したいというニーズが生じつつあるようだ。結果として企業は、既存顧客に直に会えない、そして、新たな顧客にも出会えないことになってしまう。
コロナ渦で加速したこうした状況において、改めて注目を集めそうなのが、MA(マーケティングオートメーション)ツールだ。自社のウェブサイトにアクセスしてきた潜在顧客などを、DMP(デジタルマーケティングプラットフォーム)をはじめとする技術を交えて分析し、実名を把握しているか匿名であるかを問わずアプローチしていくという姿勢が改めて求められそうな状況だ。
一方で、欧州各国によるCookie規制などでプライバシーへの配慮も求められるため、依然として神経質な展開も継続しそうな状況だ。MAツールについて触れている最近の記事を集めた。