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未曽有の変化を前に--2021年、勝つCIOの条件とは

Matthew Guarini (Forrester Research) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2020-11-10 06:30

 Forrester Researchは2019年の秋にも、企業の最高情報責任者(CIO)向けに、翌年(2020年)に関する予想を発表している。その予想を振り返ってもらえれば、先見の明に感心するに違いない。レポートでは、「2020年の不確実性は、CIOにリーダーシップを発揮する機会をもたらす」と述べている。確かに2019年の予想では、潜在的なシステミックリスクよりも、貿易戦争や英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)、選挙などの差し迫った不確実性に注目しており、感染症の蔓延については念頭になかった。しかし、かつてない量で想定外の出来事の衝突が起きることは予想されていた。そして、2019年に予想した際の目標は、ITリーダーや企業のITチームが、今後も唯一変わらないことに対して備えられるようにすることだった。それは、変化がますます加速していくということだ。

 なぜ一部の企業は、コロナ禍がもたらした不確実性を乗り越えて、高い成果を挙げることができているのだろうか。Forrester Researchは、その答えを知っていると考えている。過去20年の間に、ドットコムバブルとその崩壊や、金融危機とそこからの回復などの市場を浄化するような出来事が何度か起こった。それらの事態のときと同じように、今回勝ち残りつつある企業も、勝ち組と負け組の差を広げるような特徴を持っている。今回のコロナ禍は、私たちの考えが正しいことをあらためて裏付けた。

 では、その成功の極意とは何だろうか。第1に、それらの企業は、環境が激変するような状況でも、常に変化し続ける状況に適応し、自らを再構成して新たなチャンスを捉える能力を持っていることを示した。第2に、それらの企業は回復力が高い。計画を立ててもあらゆる問題に備えられるわけではないが、それによって困難な状況にうまく対応できる応用力を身につけることができる。そして最後に、それらの企業は創造力を持っており、人間と機械を組み合わせて、ほかの企業が気づく前に新たな可能性を開拓している。Forresterでは、この適応力、回復力、創造力の組み合わせを、未来に適合する(future fit)技術戦略と呼んでいる。そして私たちは、これこそが、企業が現在の徹底した顧客志向を実現し、将来勝利するための秘訣だと考えている。

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